ニッケルフリーとは?
最近、アクセサリーパーツの説明に「ニッケルフリー」と記載のものが増えていることに気づきます。ここで今一度。ニッケルフリーの説明をして皆さんに安心してお使いいただければと考えています。
「ニッケル」(元素記号:Ni)は加工しやすい為多くの製品に使用されているレアメタル金属です。
加工しやすい特性からアクセサリーパーツにも非常に多く使用されています。
しかしながら酸(汗)に弱く溶け出しやすい性質がある為、金属アレルギー(アレルギー性接触皮膚炎)を一番起こしやすい金属とされています。
そこで金属アレルギーの発生を抑える為に、表面に色付けするメッキ(鍍金)をする際にニッケル素材を使用しない製法をニッケルフリーメッキと呼んでいます。
サージカルステンレスのピアスパーツはニッケルが含まれていないの?
上部では表面に色付けをする際のニッケルフリーについてお話しました。
それでは次にピアスパーツ金具自体について説明します。
世の中にあるピアスパーツ金具は、金(K18)やシルバー925、チタン、サージカルステンレス316、真鍮合金など様々な素材で製作されています。
当店アップフェルでは金属アレルギーの方でも比較的安心しリーズナブルなサージカルステンレス316素材を採用したピアスパーツを幅広く取り揃えております。
サージカルステンレス316Lの構成は下記となります。
- クロム(Cr):16.6%
- ニッケル(Ni):10.2%
- モリブデン(Mo):2.04%
- マンガン(Mn):1.29%
- ケイ素(Si):0.45%
- リン(P):0.028%
- 硫黄(S):0.005%
- 炭素(C):0.026%
※当社と提携している工場の基準値です。
アクセサリーパーツの中にサージカルステンレス316、サージカルステンレス316Lの2種類を採用しています。Lの有無は炭素(C)の含有量の違いです。
実はサージカルステンレス316Lにもアレルギーを起こしやすいニッケルが含まれています。
それでもなぜアレルギーの方でも比較的安心してご使用になられるかと言いますと、サージカルステンレス316Lの表面には不動態皮膜という薄い酸化膜で覆われている為、皮膚が触れても大丈夫なのです。
ニッケルフリーのピアスパーツは安心して使えるの?
結論として、ニッケルフリーのピアスパーツは比較的安心してお使いいただけます。
当店のサージカルステンレスピアスパーツで説明しますと、
より安心>比較的安心=
シルバーのサージカルステンレスピアスパーツ>ゴールドのサージカルステンレスピアスパーツ
となります。
シルバーのピアスパーツはメッキで色をつけておりません。素材そのものを加工・洗浄したのみとなりますのでより安心してお使いいただけます。